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界・箱根はどんな体験ができる?渓谷温泉スイートと寄り添いの滞在の魅力を紹介

「箱根の温泉宿に泊まりたいけれど、どこがいいのか迷う」という方は多いのではないでしょうか?

星野リゾートが運営する「界 箱根」は、2025年8月にリニューアルオープンしたばかりの温泉旅館です。須雲川の渓流沿いに佇むこの宿では、全室リバービューの客室や箱根寄木細工の体験、そして茶屋でのおもてなしなど、箱根ならではの魅力を存分に楽しめます。ここでは、界 箱根で過ごす特別な滞在の魅力を詳しく紹介していきますね。

界・箱根とは?箱根湯本に佇む渓流の温泉旅館

界 箱根は、箱根湯本温泉に位置する星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」の施設です。

箱根湯本温泉は1200年以上の歴史を持つ温泉地で、東海道の宿場町として多くの旅人をもてなしてきました。その伝統を受け継ぐ界 箱根は、須雲川の清流のほとりに建ち、全34室すべての客室から川の流れを眺められる設計になっています。

2025年8月13日のリニューアルでは、「東海道の歴史に浸る、箱根ごこちの湯宿」をコンセプトに、旅人の息吹を感じる設えやおもてなしを随所に施しました。客室だけでなく、新しい茶屋空間や体験プログラムも加わり、これまで以上に箱根の魅力を深く味わえる宿へと生まれ変わっています。

歴史ある温泉地で、自然の音に耳を傾けながら過ごす時間は格別ですよね。

1. 箱根湯本温泉の特徴と泉質

箱根湯本温泉は、湯坂山から湧き出る源泉を持つ箱根の玄関口です。

泉質は弱アルカリ性のナトリウム-塩化物泉で、肌にやさしい湯として知られています。保温効果が高く、湯上がり後もぽかぽかとした温かさが続くのが特徴です。界 箱根では、この良質な温泉を大浴場や客室露天風呂で楽しめます。

渓流のせせらぎを聞きながらの入浴は、日常の疲れを癒してくれます。窓から見える緑や川の流れが、心までリラックスさせてくれるはずです。

2. 2025年8月リニューアルの主なポイント

今回のリニューアルでは、大きく3つの変化がありました。

まず、全室が「箱根ごこちの間」というご当地部屋にリニューアルされました。次に、110㎡を超える広さの「箱根ごこちスイート」が2室限定で新設されています。そして、中庭には「さわ茶屋」という新しい憩いの空間が誕生しました。

リニューアル内容詳細
客室全26室が「箱根ごこちの間」にリニューアル
スイート110㎡超の「箱根ごこちスイート」2室を新設
パブリックスペース「さわ茶屋」オープン(お茶・お団子のふるまい)
体験プログラム箱根寄木細工の「ずく引き体験」を新設

リニューアルを機に、より箱根らしさを感じられる宿へと進化しています。

3. 全室リバービューの魅力

界 箱根の大きな特徴は、すべての客室から須雲川の渓流を眺められることです。

窓を開けると聞こえる水の音は、自然のBGMとも言えますよね。季節によって表情を変える渓谷の景色を、部屋にいながら楽しめます。春の新緑、夏の深い緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季折々の美しさを堪能できるのです。

特に朝、カーテンを開けた瞬間に目に飛び込んでくる渓流の風景は格別です。川のせせらぎで目覚める朝は、都会では決して味わえない贅沢な時間ではないでしょうか。客室露天風呂がある部屋なら、渓流を眺めながらの入浴も可能です。

箱根ごこちスイートの魅力とは?

2室限定の「箱根ごこちスイート」は、界 箱根で最も贅沢な客室です。

110㎡を超える広々とした空間には、2つのベッドルームと広いリビングが備わっています。家族や友人とゆったり過ごせる設計になっているのです。客室露天風呂も併設されており、その横には湯上がりを楽しむ専用スペースまで用意されています。

2室しかない特別な客室だからこそ、静かでプライベート感のある滞在が叶います。

1. 110㎡超の広々とした空間設計

箱根ごこちスイートの魅力は、なんといってもその広さです。

110㎡という広さは、一般的なマンションの3LDK程度に相当します。リビングスペースは家族みんなでくつろげる十分な広さがあり、ソファに座って川を眺めながらのんびり過ごせます。2つのベッドルームがあるため、子供連れでも余裕を持って泊まれるのです。

広い空間だからこそ、旅館でありながら自宅のようなリラックス感があります。部屋の中を移動するだけでも、開放感が感じられるはずです。窓の外に広がる渓谷の景色が、この広い空間をさらに開放的に見せてくれますよね。

2. 2ベッドルームと客室露天風呂の特徴

2つのベッドルームがあることで、プライバシーを保ちながら家族や友人と過ごせます。

それぞれの部屋で自分のペースで休めるのは、長期滞在や三世代旅行にも向いています。客室露天風呂は渓流に面した位置にあり、24時間いつでも好きなタイミングで温泉に浸かれます。大浴場の時間を気にする必要がないのは、とても自由ですよね。

湯上がりスペースには椅子やテーブルが配置されていて、お風呂上がりにゆっくり涼めます。冷たい飲み物を用意して、川のせせらぎを聞きながら火照った体を冷ますひとときは、至福の時間ではないでしょうか。

3. 誰と泊まる?スイートルームで叶える滞在

箱根ごこちスイートは、さまざまなシーンに対応できる客室です。

家族旅行なら、子供たちが別室で眠れるため大人もゆっくり過ごせます。祖父母を含めた三世代旅行でも、それぞれがプライベート空間を持てるのです。友人同士の旅行なら、リビングで夜遅くまで語り合うこともできますよね。

2室しかない特別な空間だからこそ、記念日や特別な旅行にふさわしい選択肢になります。誕生日や結婚記念日、還暦祝いなど、大切な人との時間を過ごす場所として選ぶ価値があるのではないでしょうか。

箱根ごこちの間とは?ご当地部屋の魅力

リニューアルにより、全26室が「箱根ごこちの間」というご当地部屋になりました。

界ブランドでは、各施設でその土地の文化や歴史を感じられるご当地部屋を用意しています。箱根ごこちの間は、東海道を旅する人々の旅道具をモチーフにしたデザインが特徴です。壁面のアートワークには、旅人が宿で広げる道具が描かれています。ベッドライナーにも同じテーマの柄が施されており、細部までこだわりが感じられるのです。

部屋にいるだけで、江戸時代の旅人の気分を味わえるような工夫がされています。

1. 旅道具をモチーフにした客室デザイン

箱根ごこちの間のデザインコンセプトは、「旅人の旅道具」です。

江戸時代、東海道を旅する人々は様々な道具を持ち歩いていました。着替えや筆記用具、薬箱など、旅に必要なものを風呂敷に包んで運んでいたのです。そうした旅道具を、現代的なアート表現で客室に取り入れています。

壁面に描かれた旅道具のアートは、見ているだけで物語を感じさせます。ベッドに横になりながら眺めると、自分も旅人になったような気分になれるかもしれません。昔の人々がこの地で一息ついた様子を想像すると、なんだか温かい気持ちになりますよね。

2. 全室に共通する箱根らしい設え

箱根ごこちの間には、箱根寄木細工をはじめとする伝統工芸の要素が取り入れられています。

寄木細工は箱根を代表する伝統工芸で、様々な木材を組み合わせて幾何学模様を作り出す技術です。客室の随所にこの寄木細工が使われており、温かみのある木の質感が空間全体を優しく包んでいます。照明や家具にも、箱根らしさを感じられるデザインが施されているのです。

自然素材に囲まれた空間は、心を落ち着かせてくれます。木の香りや手触りは、現代の生活では触れる機会が少なくなったものですよね。そうした素材に改めて触れることで、日本の伝統の素晴らしさを再発見できるはずです。

3. 渓流を眺めながら過ごす客室時間

箱根ごこちの間では、窓辺に座って渓流を眺める時間が何よりの贅沢です。

川の流れる音は自然のリズムそのもので、聞いているだけで心が整っていくような感覚があります。季節や天気によって表情を変える渓谷を、部屋からゆっくり観察できるのです。朝は爽やかな光が差し込み、夕方は柔らかい陰影が生まれます。

客室でゆっくり過ごす時間を大切にする――それが界 箱根らしい滞在の形かもしれません。忙しい日常から離れて、ただ自然を眺める時間を持つこと自体が、最高の贅沢ではないでしょうか。

さわ茶屋で感じる寄り添いのおもてなし

中庭に新設された「さわ茶屋」は、界 箱根の新しい魅力です。

須雲川に面した茶屋空間では、スタッフが季節ごとに変わるお茶やお団子をふるまってくれます。単なる提供ではなく、一人ひとりのゲストに寄り添った対応をしてくれるのが特徴です。旅の疲れを癒す一杯のお茶、何気ない会話、そうした小さなおもてなしが、滞在の思い出を豊かにしてくれます。

茶屋という空間が、宿とゲストの距離を自然と近づけてくれるのです。

1. 中庭に誕生した憩いの空間

さわ茶屋は、渓流に面した中庭に設けられた開放的な空間です。

屋外にありながら屋根があるため、雨の日でも利用できます。川の音がすぐそばで聞こえ、自然との一体感を感じられる場所になっています。椅子に座ってお茶を飲みながら、川を眺める時間は何とも穏やかですよね。

滞在中、何度でも立ち寄れる場所として用意されています。チェックイン後の一息、散策の後の休憩、夕食前のひとときなど、好きなタイミングで訪れられるのです。茶屋という形式が、宿の中に小さな旅の拠点を作ってくれている感じがします。

2. 季節ごとに変わるお茶とお菓子のふるまい

さわ茶屋では、その時々の季節に合わせたお茶とお菓子が提供されます。

春には桜餅、夏には冷たいお茶とわらび餅、秋には栗のお菓子、冬には温かいお汁粉といったように、季節感を大切にしたふるまいです。箱根の四季を、味覚でも楽しめる工夫がされています。使われる器も、箱根の作家によるものが多く、器を眺める楽しみもあるのです。

何度訪れても新しい発見がある――そんな茶屋の在り方が、リピーターを生む理由かもしれません。季節を変えて泊まりたくなる、そんな仕掛けが随所にあるのですよね。

3. スタッフとの会話で深まる箱根の魅力

さわ茶屋でのふるまいは、ただお茶を提供するだけではありません。

スタッフが箱根の歴史や文化、おすすめの散策コースなど、様々な情報を教えてくれます。地元の人だからこそ知っている穴場スポットを聞けることもあるのです。そうした会話を通じて、箱根への理解が深まっていきます。

旅館での滞在は、人とのつながりも大切な要素ですよね。さわ茶屋という場所が、ゲストとスタッフの自然な交流を生んでいます。形式的なサービスではなく、心からのおもてなしを感じられる瞬間が、ここにはあるのです。

箱根寄木細工のずく引き体験とは?

界 箱根では、箱根の伝統工芸「寄木細工」の制作工程を体験できます。

リニューアルで新設された「ご当地楽ルーム」では、「ずく引き」という工程を実際に体験可能です。ずく引きとは、様々な色の木材を組み合わせた種木を、鉋(かんな)で薄く削る作業のこと。この薄い板が、寄木細工の製品になっていきます。職人が使う本物の道具を使って、実際に木を削る体験は貴重ですよね。

伝統工芸を見るだけでなく、自分の手で触れられる――それが界のご当地楽の魅力です。

1. ずく引きとは?寄木細工の制作工程

ずく引きは、寄木細工制作の重要な工程のひとつです。

まず、異なる色の木材を精密に組み合わせて種木を作ります。この種木を鉋で薄く削ると、美しい幾何学模様が現れるのです。削る厚さは0.2mmほどと非常に薄く、職人の高度な技術が必要とされます。薄く削った木のシートを、箱や小物に貼り付けることで寄木細工の製品が完成するのです。

実際に鉋を使って削ってみると、その難しさと美しさに驚きます。木目の方向や力加減を調整しながら削る作業は、集中力が必要です。自分の手で削った瞬間に模様が現れる感動は、体験した人にしか分からない喜びですよね。

2. 専用のご当地楽ルームでの本格体験

界 箱根には、寄木細工体験専用の「ご当地楽ルーム」が新設されました。

工房のような雰囲気の空間には、職人が使う本物の道具が揃っています。鉋や種木、作業台など、プロの環境で体験できるのです。スタッフが丁寧に指導してくれるため、初めてでも安心して挑戦できます。

専用の部屋があることで、周囲を気にせず集中できますよね。自分のペースで木と向き合う時間は、デジタルな日常から離れた貴重な体験になります。手を動かして何かを作る喜びを、改めて感じられるはずです。

3. 体験を通じて知る箱根の伝統文化

寄木細工は、江戸時代から続く箱根の伝統工芸です。

箱根周辺には様々な種類の木が育ち、それぞれ異なる色や質感を持っています。この豊かな自然が、寄木細工という文化を生み出したのです。体験を通じて、箱根の自然と文化のつながりが見えてきます。

伝統工芸を体験することは、その土地への理解を深めることでもあります。なぜこの技術が箱根で発展したのか、どのような人々が守り続けてきたのか――そうした背景を知ると、箱根の景色も違って見えてくるのではないでしょうか。

界 箱根の食事と温泉の楽しみ方

温泉旅館の滞在で欠かせないのが、食事と温泉です。

界 箱根では、地元の食材を活かした会席料理と、渓流を眺めながら入れる温泉を楽しめます。食事は季節ごとにメニューが変わり、旬の味覚を堪能できるのです。温泉は大浴場と客室露天風呂があり、それぞれ異なる魅力があります。

どちらも箱根の自然を感じながら楽しめる、界 箱根ならではの体験です。

1. 地元食材を活かした会席料理

界 箱根の料理は、神奈川や箱根周辺の食材を中心に構成されています。

相模湾で獲れた新鮮な魚介、箱根西麓の野菜、小田原の名物など、地域の恵みを味わえます。季節によって内容が変わるため、何度訪れても新しい料理に出会えるのです。器にも寄木細工のモチーフが使われるなど、食事全体で箱根らしさを表現しています。

料理は目でも楽しめるように、盛り付けにも工夫が凝らされています。一品一品が運ばれてくるペースも心地よく、ゆっくりと食事を楽しむ時間が流れるのです。温泉旅館ならではの贅沢な食事時間ですよね。

2. 渓流を眺める大浴場での湯浴み

大浴場からも、須雲川の渓流を眺められます。

大きな窓の外には緑豊かな景色が広がり、開放感のある入浴体験ができるのです。朝と夜では違った表情を見せる渓谷を、温泉に浸かりながらゆっくり眺められます。弱アルカリ性の温泉は肌に優しく、長湯しても疲れにくいのが特徴です。

湯船に浸かりながら川の音を聞く時間は、何にも代えがたい癒しになります。温泉と自然が一体となった空間で、心身ともにリラックスできるはずです。

3. 客室露天風呂で過ごす贅沢な時間

客室露天風呂付きの部屋なら、24時間いつでも好きな時に温泉に入れます。

朝目覚めてすぐ、散策から戻った後、就寝前と、自分のペースで何度でも入浴できるのです。他人の目を気にする必要がないため、よりリラックスできますよね。渓流に面した露天風呂では、自然との距離がさらに近く感じられます。

特に箱根ごこちスイートの露天風呂は、湯上がりスペースも併設されているため、入浴後もゆっくり過ごせます。家族や友人と交代で入りながら、湯上がりに一緒に涼む時間も楽しめるのです。

界 箱根へのアクセスと周辺の魅力

界 箱根は、箱根湯本駅から車で約5分の場所にあります。

箱根湯本は箱根エリアの玄関口で、東京から小田急ロマンスカーで約1時間半とアクセスも良好です。駅からは送迎サービスもあるため、重い荷物を持っての移動も安心できます。周辺には老舗の温泉宿や土産物店が立ち並び、温泉街らしい風情を楽しめるのです。

宿に到着する前後に、箱根湯本の街を散策するのもおすすめです。

1. 箱根湯本駅からのアクセス方法

箱根湯本駅に到着したら、界 箱根への送迎サービスを利用できます。

事前に予約しておけば、駅から宿まで車で送ってもらえるのです。所要時間は約5分程度で、須雲川沿いの道を通りながら宿へ向かいます。自家用車で行く場合は、宿に駐車場が完備されているため安心です。

駅周辺には日帰り温泉施設や飲食店も多く、チェックイン前後に立ち寄るのも良いかもしれません。箱根ビールや温泉まんじゅうなど、地元ならではのグルメも楽しめますよね。

2. 滞在中に楽しめる箱根の観光スポット

界 箱根を拠点に、箱根の様々な観光スポットを巡れます。

箱根ロープウェイや芦ノ湖、大涌谷など、定番の観光地へのアクセスも便利です。2025年には大涌谷に新しい体験型展望エリア「ちきゅうの谷」がオープンし、箱根観光の選択肢がさらに広がっています。箱根神社や旧街道の石畳など、歴史を感じられるスポットも点在しているのです。

宿でゆっくり過ごす時間と、観光を楽しむ時間のバランスを考えながら計画を立てると良いでしょう。あまり詰め込みすぎず、余裕を持ったスケジュールがおすすめです。

3. 東海道の歴史を感じる箱根湯本の街歩き

箱根湯本は、江戸時代の東海道の宿場町として栄えた場所です。

今でも当時の面影を残す場所があり、街を歩くだけで歴史を感じられます。早川沿いの散策路を歩けば、昔ながらの旅館や土産物店が並ぶ風景に出会えるのです。界 箱根でずく引き体験をした後なら、寄木細工のお店を覗くのも楽しいかもしれません。

温泉街ならではのゆったりとした時間が流れています。急がず、のんびりと歩きながら箱根の魅力を発見する――それが箱根湯本の楽しみ方ではないでしょうか。

おわりに

界 箱根は、箱根の自然と伝統文化を存分に味わえる温泉旅館です。

2025年8月のリニューアルで誕生した箱根ごこちスイートやさわ茶屋、寄木細工のずく引き体験など、新しい魅力が加わりました。全室リバービューの客室では、渓流のせせらぎを聞きながら穏やかな時間を過ごせます。東海道の歴史に思いを馳せながら、現代の快適さも楽しめる――そんなバランスの取れた滞在が、界 箱根の魅力かもしれません。

箱根を訪れる際は、ぜひ界 箱根での滞在を検討してみてください。季節ごとに表情を変える箱根の自然と、心温まるおもてなしが、きっと素敵な思い出を作ってくれるはずです。